Googleが7月21日、新モデル「Gemini 3.6 Flash」と「Gemini 3.5 Flash-Lite」を発表し、あわせて次期フラッグシップ「Gemini 4」の投入も予告した。注目すべきは3.5 Flash-LiteがGoogle検索そのものに展開される点で、AI ModeやAI Overviewsを支える推論コストの低下は、AI検索面での広告と引用がさらに拡大していく余地を意味する。
両モデルはGemini API、Google AI Studio、Gemini Enterprise、Geminiアプリで同日から利用可能になった。3.5 Flash-Liteは入力100万トークンあたり0.30ドル、出力2.50ドルという低価格設定で、エージェント型検索や文書処理のような高スループット・低遅延の処理を想定した設計だ。3月の3.1 Flash-Liteから品質を大きく引き上げたとされ、Google検索とGeminiアプリへの展開も始まっている。フラッグシップのPro系が遅れているとされる中、7月末のQ2決算発表を目前に控えたタイミングでの、やや変則的な投入となった。
ここで重要なのは、検索を支えるモデルが「高速・低単価」路線で更新され続けているという事実である。表示1回あたりの推論コストが下がれば、GoogleはAI ModeやAI Overviewsをより多くのクエリに、より深く適用できる。SE Rankingの調査では商用クエリの約3割にすでにAI Mode広告が表示されており、コストの低下はこの適用範囲の拡大、つまり広告面と引用面の拡大に直結する。
今後の論点は、予告されたGemini 4というフラッグシップと、検索を回す軽量モデルという二層構造がどう役割分担していくかだ。マーケターにとってモデル発表はもはやインフラのニュースではなく、「検索面がどう変わるかの予告」として読むべき段階に入っている。
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参考リンク
9to5Google: Google launches Gemini 3.6 Flash and 3.5 Flash-Lite, teases Gemini 4
